年金として

近年、公的な年金制度に代わる個人年金を考える方が増えています。保険会社が提供する金融商品にも、個人年金として使えるものが多数登場しており、加入している方も多くおられます。こうした将来の年金という視点で考えたとき、ゴールドとマンションの投資方法では質が変わってきます。

ゴールドは、現金に換算するときはその時点の実物相応の額となりますから、毎月定額を受け取るのではなくその相応額をそのまま手元にすることになります。安心感はもちろんありますが、老後の費用計画を立てるものというよりは、自分に何かが起きたときにかかる費用のためのストックとなる意味合いが強くなります。

一方マンションの場合は、住宅ローンの返済が終了した時点で、得られる賃料収入から維持費等を差し引いたものが毎月手元に入ってくる形となり、形式としては年金に近いものとなります。ストックというよりは毎月の収入でこれからの計画を立てるという色が強くなるでしょう。

資産としての持ち方は、これら2つの運用方法などを比較して自分に向いているかを考えることが賢明です。

リスクと特徴

投資方法としてタイプの違うゴールドとマンションでは、利益の出方も運用方法も全くの別物と言うことができます。投資を考える際にどちらを選ぶかを決めるには、自分の資産や経済状況、これからのライフスタイルや将来のことを考慮してより自分に合った条件を見極めるべきです。

利益率を上げたいと考えるなら、ゴールドには大きな価格変動が訪れにくいことを考えると、マンションの方が向いているかもしれません。ただし、初期投資額と長期的な収支をきちんと計算しなければならず、物件の立地や居住者のターゲットを正確に読み取り、不動産価値が維持できそうな物件をもとに綿密な計画を立てることが求められます。

将来的に手堅いといえるのはゴールドですが、利益率は必ずしも大きなものではありません。もし売買をするなら、売りのタイミングを最適なところに見計らわなければ、場合によっては損をしてしまうことが考えられます。ただし、価値は年数がたってもほぼ変わらないといえるため、変動や劣化による運営計画を立てる必要があまりないのが便利な点でもあります。

比較する

投資商品としてのゴールドとマンションでは、質がかなり異なるものであり、運用における方法も効果も違った特徴があります。

ゴールドが資産を増やすことができるのは、その時々の取引レートによるもので、購入時よりレートが高額になる頃を見計らって売却したとき、その超過分の利益が得られるという考え方です。一方マンションで資産を増やすためには、マンション購入金額と経年における維持費、また税金などの諸経費と、先々に見込める賃料収入の合計を考えあわせたときに、費用より収入が上回ることが必要となります。

ゴールドは売買のタイミングがカギという点では株式や国債と通じており、マンションの場合はタイミングというよりも長期的な収支計画が重要となるわけです。

不動産価値

投資の中でもマンションの経営で資産を運用している方も多くおられます。マンションを自身で購入して、そこに居住する人から徴収する賃料をもって運用する方法です。この場合、マンションなどの不動産そのものの価値がそのまま資産になるのではなく、その時ごとに算定する不動産価値に合わせて賃料を設定し、その価値に相応する賃料収入をコントロールしていきます。

不動産価値とは、地価や建物自体の価値を見て判断されますが、その立地や物件の設備などによる需要の高さがカギとなります。例えば、都市部や駅前、大型施設の近くなどに物件が建っている場合、それだけでその場所の住居を求める人は多くなります。同じようなマンションでも、立地条件が良ければその分価値は上がるのです。

その物件の価値は実物としてのものだけではなく、利便性や人気度も含めた土地の価値や建物の使い勝手などといった要素によって決まります。その点がゴールドと大きく異なり、投資商品としての見方もかなり違ってくるはずです。

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